【1限られた大学の数】
まずウズベキスタンでは大学が全部で90しかなく、この大学の数の少なさが一つの要因としてあると思います。高学歴になって収入のいい仕事につきたいという考えは一般的なんですが、門戸が限られているので日本ほど大学にいかなきゃならない感はないです。すると家計における養育費もやはり激減します。日本でだってオール公立で高卒で通せば一人一千万養育費がいらないのに対して、一流大学出て年収1000万クラスの人間を育てようとしたら倍以上に違ってきます。(ソース/
http://kodomo-ouen.com/data/02.html)ウズベキスタンでどうかは知らないんですが、さらに差があるはずです。
ついでに言えば高卒で働く人の方が単純に稼ぎ出すのが早くなります。個人は低学歴に甘んじなければならないので不満かもしれないですが、家族全体としては経済的にいい事の方が多いわけです。その辺をいちいち考えてるわけじゃないんでしょうけど家族が多いということが何かと有利に働くという事を体験的にわかっているのか、失礼な言い方ですが低学歴エリア程人がたくさん増えていきます。
【2 家族による育児/育児最優先思想】
ウズベキスタンの家族観は非常に厳格で、嫁は朝から晩まで家事をしろとか、乙女は4時にはうちに帰ってこいとか、男にはかなり甘めで女性に厳しい風潮があるんですが、とにかく育児に関しては家族総出でやるので日本のように育児にかかる負担を考えてちょっと今は出産を控えようとかいう考えはほとんどないです。大学生の時に結婚して(させられて?)子供を産んで、子育てで忙しいから休学退学も結構ザラです。
女性には非常に厳しい話ですが、このシステムで育児にかかる負担を嫁と旦那家族が一手にひきうけるので育児に関してはかなりやりやすい環境となっています。
【3 男尊女卑社会のもたらす子供増】
恐らくこれが一番シンプルな理由だと思うんですが、ウズベキスタンの社会では男がとにかく有利なので、家族もやはり男を欲しがります。確率は当然二分の一です。すると女の子が産まれた場合「男が欲しい」といってもう一人作ろうとします。これがブースターになって子供が増えて行くという事例をたくさんみました。
他にも色々理由はあると思うんですが、自分が見た限りでは「これがたぶん子供が増える要因」という感じがしました。